国内未利用資源の肥料利用に関する調査の公募について

令和5年度は、以下の委託調査事業について公募を実施します。

1.令和5年度メタン発酵消化液の肥料利用に係る調査委託事業


1.調査の目的
 肥料は農作物の生産に不可欠な生産資材である一方、現状では主要な肥料原料を海外からの輸入に依存し、国際価格の影響を受けやすい状況となっています。一方、国内には、窒素、りん酸、加里等の肥料成分を含みながら、肥料として利用されていない未利用の資源も多く存在するため、国内未利用資源を肥料として利用促進することは極めて重要です。
 このような状況の中で、近年、家畜ふん尿などを原料にメタン発酵を行う施設が全国に設置されていますが、メタン発酵の際に発生する消化液については、肥料成分を含むものの、濃度が比較的低いものが多く、かつ、液状であることから広域輸送が困難であり、あまり肥料利用されていないのが実情です。
 このため、本調査は、メタン発酵消化液について、発生量の状況と肥料利用の現状、肥料利用に当たっての課題と解決策について調査・分析を行い、肥料の安定供給に向けた基礎資料して活用することを目的として実施するものです。

2. 調査の概要 (詳細は、公募のお知らせ及び応募要領等をご覧ください。)
 
           

応募要領等

(1)公募のお知らせ(令和5年度メタン発酵消化液の肥料利用に係る調査委託事業)

(2)応募要領(令和5年度メタン発酵消化液の肥料利用に係る調査委託事業)

(3)資料作成要領(令和5年度メタン発酵消化液の肥料利用に係る調査委託事業)

(4)課題選定審査要領(令和5年度メタン発酵消化液の肥料利用に係る調査委託事業)

(5)審査表(令和5年度メタン発酵消化液の肥料利用に係る調査委託事業)



【1.令和5年度メタン発酵消化液の肥料利用に係る調査委託事業の公募は終了しました 】

              




2.令和5年度過りん酸石灰等の国内製造設備に関する調査委託事業


1.調査の目的
 肥料原料の多くは輸入に頼っており、特に、りん安や塩化加里はその全量を輸入に依存しています。このため、肥料価格は国際価格の変動を強く受けています。一方、りん酸質肥料である過りん酸石灰や、窒素質肥料である硫安、尿素は、その一部を国内で製造しており、これらは輸入りん安等に代わる窒素源やりん酸源として利用可能であり、国内資源の確保を図るためには、今後とも国内で生産を維持することは重要です。
 しかしながら、過りん酸石灰は製造設備の老朽化が進んでいること、硫安は鉄鋼業や化学工業の製品の製造工程の副産物として生産されること、国産尿素は主として化学工業の原料として生産されていること等から、極めて脆弱な環境に置かれています。
 このため、本調査は、国内で製造されている硫安、尿素、過りん酸石灰の動向及び将来展望について調査分析することにより、肥料の安定供給に向けた基礎資料して活用することを目的として実施するものです。

2. 調査の概要 (詳細は、公募のお知らせ及び応募要領等をご覧ください。)
 

応募要領等

(1)公募のお知らせ(令和5年度過りん酸石灰等の国内製造設備に関する調査委託事業)

(2)応募要領(令和5年度過りん酸石灰等の国内製造設備に関する調査委託事業)

(3)資料作成要領(令和5年度過りん酸石灰等の国内製造設備に関する調査委託事業)

(4)課題選定審査要領(令和5年度過りん酸石灰等の国内製造設備に関する調査委託事業)

(5)審査表(令和5年度過りん酸石灰等の国内製造設備に関する調査委託事業)



【2.令和5年度過りん酸石灰等の国内製造設備に関する調査委託事業の公募は終了しました 】






3.令和5年度下水汚泥焼却灰の肥料利用に関する調査委託事業


1.調査の目的
 汚泥肥料は、これまで複合肥料の原料として利用できないなど、肥料法により規制がかけられていましたが、今般の世界的な肥料価格の高騰を契機として、国内未利用資源の有効利用を図る観点から、肥料の公定規格に新たに「菌体りん酸肥料(仮称)」が追加される見込みとなっています。今後「菌体りん酸肥料」として肥料登録がなされると、この菌体りん酸肥料を複合肥料の原料として配合することが可能となることから、汚泥肥料の肥料原料としての活用の幅が一気に広がることとなります。
 このような中で、下水汚泥は発生量の約6割が焼却処理されて路盤材等として活用されており、この汚泥焼却灰はりん酸、加里等の肥料成分を比較的多く含むものの、汚泥肥料としての活用はごくわずかに留まっています。また、汚泥焼却灰には、使われている凝集剤の種類(鉄系、アルミ系、高分子系)や焼成炉で使用されている珪砂の混入割合等により、く溶性成分やアルカリ分の含有率、実際の肥効が大きく異なる可能性があります。
 このため、使用している凝集沈殿剤が明らかとなっている汚泥焼却灰について、凝集沈殿剤の種類や珪砂成分の含有量が異なる複数の焼却灰について、肥料の主成分の状態や肥効について調査を行い、これらの情報を肥料会社に提供することにより、汚泥焼却灰を肥料原料としての活用を促進することを目的として実施するものです。

2. 調査の概要 (詳細は、公募のお知らせ及び応募要領等をご覧ください。)
 

応募要領等

(1)公募のお知らせ(令和5年度下水汚泥焼却灰の肥料利用に関する調査委託事業)

(2)応募要領(令和5年度下水汚泥焼却灰の肥料利用に関する調査委託事業)

(3)資料作成要領(令和5年度下水汚泥焼却灰の肥料利用に関する調査委託事業)

(4)課題選定審査要領(令和5年度下水汚泥焼却灰の肥料利用に関する調査委託事業)

(5)審査表(令和5年度下水汚泥焼却灰の肥料利用に関する調査委託事業)

           

【3.令和5年度下水汚泥焼却灰の肥料利用に関する調査委託事業の公募は終了しました 】



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